人生の喜びや満足感の総量を決める?
“ネガティブな出来事”をどう解釈していますか?
こんにちは。
「今日の常識を明日の非常識に」をビジョンに掲げて活動する、
情報発信サイト:SEEKER(シーカー)の齋藤です。
今回のコラムは梯谷先生がお伝えするコンテンツの中でも、
重要なテーマとなる事が多い、
“ネガティブな出来事”への解釈の仕方について。
あなたは普段“ネガティブな出来事”について、
どう解釈しているでしょうか。
人生における“ネガティブな出来事”こそ、
人生の役割や生きる目的、本当の自分に繋がってくる。
こう言われて素直に納得できるでしょうか。
なかなか割り切れないという方も多いかもしれません。
そんな方のために、
ここで一つの事例について、
紹介させていただければと思います。
私たちがつい最近、
経営コンサルティングをさせていただいた、
40〜60代向けにパソコン教室を開いている女性経営者のお話です。
彼女はITスキルのない事から、
家族や職場でのコミュニケーションに苦労した、
という苦い経験からパソコン教室を開業しました。
サラリーマンとして、
20年勤め上げた会社を早期退職しての決断。
ご自身の“ネガティブな出来事”から、
残りの人生の使い方を決めた、
好例のように思います。
徹底的に地域に根ざした教室運営も功を奏し、
1年目こそ運営に苦労したものの・・・。
2年後、3年後と教室の生徒数はどんどん増え続け、
4年後には2店舗目のオープンも検討するようになりました。
しかし・・・。
そんな時です。
ある日突然、
仕事中に眩暈がしてそのまま倒れてしまいます。
救急車で近隣の病院に運ばれ、
医師の診断を受ける事に。
倒れた原因は過労でした。
日々の業務の積み重ねが原因のようです。
大きな原因ではないと家族やスタッフ一同安心したものの・・・。
この日を境に女性経営者の態度と体調は一変。
なかなか仕事に身が入らなくなってしまいました。
1か月、2か月経っても、
全快したとは言えない不安定な状態が続き・・・。
パソコン教室の運営も休みがちに。
家族やスタッフも心配をする事が多くなりました。
そんな時でした。
知人の紹介から私たちに、
経営コンサルティングのご相談をいただいたのは。
そこで、話を聞きながら、
質問を繰り返していくと・・・・。
その方の身体が全快しない原因は、
“ネガティブな出来事”との、
向き合い方がズレていたから。
こんな仮説が立てられました。
付き合い方、解釈の仕方は大丈夫?
“ネガティブな出来事”の考え方がズレてしまうと・・・
「私は家族や友人との“繋がり”を創りたかったのに・・・。
いつしか数字や成果を追求するようになっていました。
それが身体の不調の原因だったのですね」
原因不明の身体不調の原因は、
“ネガティブな出来事”から生み出したはずの、
人生の役割や生きる目的、本当の自分とのズレだったのです。
彼女は創業当初、
自分が経験した“ネガティブな出来事”をうまく利用して、
仕事でどんどん結果を出していきました。
多くの人が自分と同じような想いをしないで済むように。
そして、パソコンやスマホを通して、
たくさんの人との繋がりができるように。
こんな想いを持って、
どんどん事業を拡大していきました。
つまり、人生の役割や生きる目的、本当の自分が一貫した状態で、
あったわけです。
しかし、会社の経営が軌道に乗ってくると、
このような創業当初の想いとは別に、
ある新しい想いが女性経営者の頭の中を占めるようになってきます。
会社として、
数字や成果を追求する事が最優先事項となってきたのです。
創業当初は自分一人でやっていたパソコン教室も、
正社員も2人に増え、アルバイトは学生も含めて、
3人雇用するようになっていました。
こういった周囲への想いや期待が膨らみ続け、
いつしか当初の想いとは違う方向に、
エネルギーを使うようになっていきました。
数字や成果を追求する事自体、
悪い事ではありません。
しかし、女性経営者の場合は、
そこに「自分が本来やりたかった事ができていない」という、
信じ込みが生まれていました。
この信じ込みが悪さをして、
体調不良という表現になっていたわけです。
正に“ネガティブな出来事”との付き合い方、
解釈の仕方を間違えてしまったというわけです。
“ネガティブな出来事”を修正した結果・・・
彼女は何を手に入れたのか?
「あなたが欲しいのは、お金でも、時間でもなく、
“人との繋がり”ではありませんか?」
コンサルティングで“自分の想いのズレ”に気づいた、
この女性経営者はこのようなキャッチコピーを携え、
無事2店舗目のパソコン教室をオープンしました。
自分と同じような悩みや不安を持つ方を相手に、
順調に生徒数を増やしています。
自分の中での想いが整理できた事で、
原因不明の体調不良も辞める事ができました。
たくさんの経営者さまを相手にコンサルティングをしていると、
少し話をしただけで色々な情報が見えてきます。
例えば、
ビジネスがうまくいく人と、
ビジネスがうまくいかない人の違い。
これらの違いが、
少し話をしただけでも分かります。
この違いとは一体なんだと思いますか?
・
・・
・・・
・・・・
・・・・・
この違いとはいくつかポイントがあるのですが、
例えば“目の前の情報をマクロとミクロの両方の視点”で、
捉えられるかどうかが一番分かりやすいかもしれません。
物事を見る解釈の引き出しをいくつ持っているか、
という言い方もできますね。
少し例えが抽象的かもしれません。
コロナウイルスを例に考えてみましょう。
普通の人は、
「コロナウイルス」という情報を一つ取っても、
自分に関係のあるミクロの視点でしか考える事ができません。
・コロナウイルスで仕事がバタバタするのが嫌だな・・・
・コロナウイルスが感染するような人混みには行きたくないな・・・
・コロナウイルスになったら苦しそうだな・・・
こんな感じです。
しかし、ビジネスで頭一つ飛びぬけるような成果を出す方は、
コロナウイルスという情報をマクロな視点で捉え、
さらにはそれを自分のビジネスにどう利用できるか?と考えます。
例えば・・・。
・コロナウイルスで日本経済が落ち込むから、新しい投資先を探そう
・今までは混んでる店がステータスだったけど、これからは空いてる店が流行りそうだ
・コロナウイルスに感染した人のインタビューを集めたら、売れそう
こんな感じです。
ビジネスや人間関係、健康といった、
身近な情報を見聞きした際、
これだけ受け止め方が違うというのは面白いと思いませんか?
「情報のピラミッドの一番上から物事を考える」と、
私たちはよく言いますが情報の解釈の引き出しが増えると、
こんな風に物事を考える事も可能です。
例えば、今年に完結編が上映される予定の、
エヴァンゲリオンという有名なアニメがありますが・・・。
このアニメ、
なかなか一つのジャンルに固定するのが難しい作品でもあります。
SF、ロボット、恋愛、オタク、冒険・・・。
見る人によって色んな解釈のできる作品になっています。
(親子の成長の物語、なんていう人もいます)
話が少し脱線しましたが、
“ネガティブな出来事”も同じかもしれません。
確かに一つの側面から見たら、
“ネガティブな出来事”だし“ネガティブな情報”だから、
見聞きしたくないという気持ちも分かります。
しかし、また別の側面からこれらの出来事や情報にアプローチすると、
“ポジティブな出来事”にも“ポジティブな情報”にも、
なり得るわけです。
このコラムを通して、
こんな風に自然と色々な解釈の引き出しを増やしていけたらと思います。
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