「すごい!すごい!」
言われているうちに気が付いた“ある違和感”
こんにちは。
「今日の常識を明日の非常識に」をビジョンに掲げて活動する、
情報発信サイト:SEEKER(シーカー)の、
ビジネスデザイナーの齋藤です。
本日のコラムでも、
実際のお客様とのやり取りで出てきた事例を中心に、
あなたのビジネスやプライベートに役立つ情報をシェアさせていただきます。
先日、
あるクライアントと新しいビジネスの、
企画立案のための打ち合わせをしていました。
お互い思いついたアイデアをキャッチボールしながら、
ディスカッションしていたのですが・・・。
「齋藤さんはすごいですね、私にはそんなアイデア思いつきません!」
「齋藤さんは何でも知っていて、本当にすごいですね」
このクライアント、
何でも「すごい」と言って褒めてくれるのです。
言われている時は、
確かに悪い気持ちではなかったのですが、
何回か「すごい、すごい」と言われているうちに・・・。
「これはちょっとマズイな」と考えるようになりました。
こんな風にして「すごい、すごい」と言っていると、
この人近いうちにビジネスができなくなってしまうなと。
なぜこんな風に思ったのか?
「〇〇さんはすごい!・・・(私にはできないけど)」
言葉の前提に隠された“ネガティブな信じ込み”
話をしているうちに、
このクライアントは相手を褒める度に、
“自分を否定している事”に気がついたからです。
そして、他人を褒めれば褒めるほど、
自分にネガティブな感情が蓄積されている事に、
本人は気が付いていません。
どういう事なのか、
もう少し詳しく解説しますね。
「すごい」という言葉を使う事自体は、
悪い事ではありません。
人間誰しも、
「すごい」という言葉を1回や2回、
使った事があるでしょう。
それでは何が問題なのか?
このクライアントが、
どういう前提、つまり、信じ込みを持って、
相手に「すごい」と言っているのか?
この前提のズレが問題なのです。
このクライアントが使う「すごい」という、
言葉の前提には、
“ある信じ込み”が隠されています。
その信じ込みとは、
「〇〇さんはすごい!・・・(私にはできないけど)」
無意識にこんな風に思っているのです。
そして、
そこから先は思考を停止しています。
「すごい」事を自らやろうとは思わないし、
「すごい」事が自分にできるとも思っていない。
こんな前提があると、
何をやってもうまくいきませんし、
仮に「すごい」事ができたとしても本人はそれに気が付きません。
余談になりますが、
なかなか目的や目標を達成できない方というのは、
このような信じ込みを持っている事が多いかもしれません。
「うまくいく人」は目の前の出来事を利用する・・・!
あなたは2021年にどんな人でいたいでしょうか?
それでは、
逆に目的や目標を達成しやすい、
うまくいく人は「すごい」という言葉にどんな前提を持っているのでしょうか?
「すごい」という同じ言葉を使っていても、
「うまくいく人」は「うまくいかない人」とは、
異なる解釈を持っています。
その信じ込みとは、
「〇〇さんはすごい!・・・(私もこの人みたいにやってみよう!)」
いかがでしょうか?
言葉にするとわずかな違いですが、
そこには大きな違いがある事は一目瞭然ですよね?
自分よりも秀でた人、優れた人を見て、
落ち込んだり、自分の事を否定したりするのではなく、
うまく目の前の出来事を利用して・・・。
自ら行動を起こすためのエネルギーとして、
利用しています。
自分の生きる目的を実現し、
人生の役割を全うするためには、
果たしてどちらの考え方がうまくいきやすいでしょうか?
もう賢い方ならお分かりかもしれません。
ほんの些細な言葉の使い方ですが、
現れる現実には大きな違いがあります。
このように口癖を聞くと、
その人がどんな信じ込みを持っているのかが、
よく分かります。
※ちなみに、
このクライアントには、
このメールマガジンでお伝えした内容を伝えて・・・。
次回のコンサルティングまでに、
“ある宿題”を出させていただきました。
この宿題に取り組む事で、
ネガティブな信じ込みを創り出す前提が、
変わるはずです。
さて、
2020年もそろそろ終わりが見えてきました。
2021年には、
あれもやろう、これもやろう、
色々と計画を立てている方も多いかもしれません。
そんな方は是非、
来年の計画と合わせて、
“自分の口癖”について考えてみてください。
自分の口癖にネガティブな信じ込みが付いていないか?
もしネガティブな信じ込みが付いているようなら、
それを自分の生きる目的が実現できるような信じ込みに・・・。
書き換える事はできないか?
ぜひ一度振り返ってみて欲しいのです。
2020年、
あなたはどんな人格で終わりたいですか?
また、
2021年、
あなたはどんな人格でスタートしたいでしょうか?
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「具体的な内容やノウハウについて、詳しく学びたい」
「事例やケーススタディについて、もっと知りたい」
こんな風にお考えの方もいるかもしれません。
よろしければ、より詳細な情報を下記URLよりお伝えしています。
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