ネガティブな感情の理想的な処置の方法
こんにちは。
「今日の常識を明日の非常識に」をビジョンに掲げて活動する、
情報発信サイト:SEEKER(シーカー)の、
ビジネスデザイナーの齋藤です。
本日のコラムでも、
実際のお客様とのやり取りで出てきた事例を中心に、
あなたのビジネスやプライベートに役立つ情報をシェアさせていただきます。
「あなたは、どんな時に怒りを感じますか?」
「あなたは、どんな時に悲しみを感じますか?」
あなたはこんな風に質問されたら、
サッと答えられるでしょうか。
2020年が終わり、
2021年という、
新しい1年が始まろうとしています。
ビジネスや人間関係がうまくいかない。
病気や怪我が思うように回復しない。
特に2020年は、
このようなネガティブな感情に、
振り回された方が多い1年だったと思うのですが・・・。
ぜひ2021年は、
このネガティブな感情をうまく利用して、
理想の健康やビジネス、人間関係を手に入れて欲しいと思います。
ネガティブな感情を利用する?
どういう事?
と思った方も多いかもしれません。
これからお伝えする、
ある企業でのコンサルティング事例を通して、
理解を深めていただければと思います。
この企業の社長からは、
売上アップのための部下とのコミュニケーションや、
マネジメントについて主に相談を受けていました。
部下をうまく導き、
必要であれば仕組みやシステムを導入して、
営業成績をさらに上げたいというご相談でした。
そんなコンサルティングの過程で、
「時間にルーズな部下がどうしても許せない」
という話が社長から出てきました。
「時間を守れない奴が、
社会で成功できるわけがないと。」
「時間を守れないという事は、
相手を軽んじている事になる。」
その部下とは、
時間には多少ルーズだが、
営業成績は社内トップ。
例え話や事例を用いて、
説明をしているんだけど、
なかなか分かってもらえない。
地頭は良いと思うんだけど、
どうにかできないか、というご相談でした。
怒りの解釈が変わると現実がどう変わる?理想を現実化する3ステップとは?
あなたは、
この話を聞いてどう思うでしょうか。
どうすれば、
この社長と部下を変える事ができるでしょうか。
賢い方は既にお気づきかもしれません。
この社長が言っている、
「時間にルーズな部下がどうしても許せない」という発言。
これは自分が禁止している事を、
他人が破っているから怒りを感じている状態です。
そして、
その怒りをぶつけるから、
部下とのコミュニケーションはうまくいきません。
このような前提がある場合、
まずは部下ではなく社長の考え方から変えていく必要があります。
社長の考え方が変わらない限り、
部下にいくら正論を伝えても、
なかなか理解は得られないはずです。
それでは、
こんな問題を抱えている社長に、
何を伝えれば良いでしょうか。
考え方は色々とありますが、
まず一番簡単な方法として、
“怒り”の解釈を変えていただくという方法があります。
怒りをネガティブな感情で終わらせずに、
未来を実現するための前身材料と考えていだいたのです。
社長に実際に取り組んでいただいたのは、
下記3つのステップになります。
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■ステップ1
怒りや悲しみなど、自分がネガティブな感情を覚えるシーンを記録する
(例)
あの人と話をすると、〇〇の話題になった時、イラっとする
↓
■ステップ2
ネガティブな感情を“なぜ感じるのか?”
ではなく“なんのために感じるのか?”置き換えて考えてみる
(例)
なぜあの人と話をすると怒りを感じるのか?
→なんのためにあの人と話をすると怒りを感じるのか?
■ステップ3
置き換えた内容について、過去基準ではなく、未来基準で考えて行動に移してみる
(例)
時間の定義は人それぞれ違う、これから社員が増えて行く事を考えると、
色んな社員とビジネスをしていくためにも、この価値観は書き換える必要があるかも。
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コンサルティング先の社長には、
こんな風に考えていただいたのです。
解釈次第で、【怒り】から【感謝】に変わる・・・あなたは2021年をどう変えていきますか?
すると・・・。
「これから会社を成長させて行くに辺り、
色んな価値観の人とビジネスをしていく必要があります。
そんな時、多様な価値観を受け入れる器を持つ人間となる必要があります。
このような大切な事を、
あの部下は私に教えてくれたのだと思います。
あの部下に怒りを感じるどころか、
今では感謝の気持ちしかありません」
質問を繰り返す中で、
このように、
大きな気づきを得る事ができました。
さらに・・・。
後日この気づきを遅刻癖のある部下に伝えた所、
数日以内に遅刻がほとんど無くなりました。
社長の考え方が変わり、
現実が変わったのです。
いかがでしょうか。
こんなにすぐ、現実が変わるのか?
そう驚いた方も少なくないと思います。
しかし、ちょっと考えてみてください。
多くの方が経験則として実感があると思いますが、
現実を変える一番手っ取り早い手段は、
まずは自分が変わる事。
例えば、
人間関係の悩みであれば、
自分自身の考え方を変え・・・。
伝える言葉や、
普段の態度を少し変えるだけで、
驚くほど早く悩みは改善されます。
2020年は、
マスクの着用やテレワークのスタートなど、
外的要因での変化・・・。
他人から強いられた変化が、
特に多かった1年でしたが、
2021年は是非、内的要因での変化・・・。
つまり、
自ら能動的に考え方を変える事で、
自分にとってプラスの変化を当たり前に手に入れていきませんか?
その際、
ネガティブな感情をうまく利用して、
未来を変える力に繋げていって欲しいのです。
あなたは2021年を、
理想を現実にする変化の1年にしますか?
それとも2020年から引き続き、
大変だったと後悔する1年にしますか?
是非、年末年始に考えてみください。
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